「認知症をきたす疾患」とは。
前回のエントリー↓では認知症のざっくりした概要を書きました。
今回はその「認知症」を「きたす疾患」についてのエントリーです。
おさらいになりますが、認知症とは「正常に発達した知的機能が、後天的な器質的障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態で、それが意識障害のないときにもみられる状態。」のことです。
簡単に言うと、物忘れが極端に激しくなったり、性格が大幅に変化するような状態です。
この認知症をきたす疾患には大きく以下の3つに分類することができます。
「1.中枢神経変性疾患」「2.脳血管障害」「3.神経感染症」です。
1.中枢神経変性障害
- アルツハイマー病
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
- パーキンソン病
- 大脳皮質基底核変性症
2.脳血管障害
- くも膜下出血
- 脳梗塞
- 脳出血
3.神経感染症
- HIV
- ヤコブ病
- 急性ウィルス性脳炎
一概に認知症といっても、このように様々な病因に起因していることがわかります。