認知症は摂食機能に影響を及ぼします。
まずは用語の整理しておきましょう。
認知症とは
正常に発達した知的機能が、後天的な器質的障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態で、それが意識障害のないときにもみられる状態。
昔は「痴呆症」とも呼ばれていましたが、厚労省により「認知症」に統一されました。
さらに「中核症状」と「知覚や思慮内容、気分あるいは行動の障害(BPSD)」に分類できます。
中核症状とは
物忘れ、日付が認識できない、服を着られないなどの「認知する能力」の障害
BPSDとは
暴言暴力、幻覚、うつ、徘徊、睡眠障害 などの精神障害と行動障害
中核症状と運動機能の低下が、摂食機能に影響を及ぼします。