結婚したくない男

せめてプライベートはのんびり暮らしたい。

歯科医師国家試験合格発表。セミナーとかいくな。

歯科医師国家試験の合格発表でした。
受かった皆さん、おめでとうございます。

春から働き出す歯医者1年目の人たちへ、いくつか思うことを書いてみます。

まずあなたには、残念ながら国家試験に落ちてしまった友達がいるはずです。
そんな彼(彼女)らにこちらから連絡をとるのは控えた方がよいです。

人は誰しも他人と比べてしまうことがあって、
それが一緒に勉強してきた仲間であればなおさら
ショックを受けます。

傷が癒えるまで、じっくり待ってあげてください。
すべて時間が解決します。

落ちた人が今理解するのは難しいことですが、
たった数年の差など、人生の中ではほんの微々たるものです。

受かってしまえば、出身大学も勤務地域も性別も関係ありません。同じ歯医者です。

さて春から、どこかの病院に勤務する人が多いと思います。

企業に就職する新卒の人たちと違って、医療系の新卒の人たちは知識が豊富です。
国家試験が終わった直後の人たちですから。

ただ、それはあくまで学術的な知見であって、
臨床的な知識はまた別物だったりします。

たとえ不満があったとしても、そこのルールに従わなければいけません。



そして一番は「時間を大切にする」ということです。


歯学部に進学した時点で、4年制の大学に比べ2年ほど社会に出る時期が遅くなります。


ボクもそうでしたが、プライドだけは一人前の甘ちゃんの新入生でした。

男性歯科医師の多くは、職場で恋愛すると言われています。
相手は衛生士さんや助手さんです。

女性歯科医師は、職場での恋愛不足に陥ります。
職場のスタッフは女だらけですから、外に出ないと何も起こりません。


先日、歯科医師は年収が高くモテる、みたいな記事を見ましたが、
ウソです。

男性歯科医師は期待していたほどモテず、「なぜモテないか」を検証する前に、
忙しい(そこまで忙しくないのに)という言い訳を盾に、職場にこもります。

女医はモテない、みたいな風潮もありますが、
ウソです。

手に職の国家資格持ちの女医に需要がないわけないんです。
自信のある男性が寄ってきます。(自信の根拠はともかくとして)



結局はなにより「今」が大切で、
資格さえ持っていればという時代はいつ崩壊してもおかしくありません。


加えて歯科業界は規制の多い世界です。

規制の中での生き方はとても上手になりますが、
自分で新しく創生するという能力はみるみる退化していきます。

しかも規制を自分でコントロールすることは困難です。



こう考えると、少ない休みをセミナーや学会で埋めるのは愚かな行動です。
その時間は、お金の勉強をして世の中の仕組みを知ることが、自分に対する大いなる投資になると思います。

玄関先に「プライド」と「言い訳」は置いていきましょう。
みなさんとともに働けることを楽しみにしています。