歯科医師国家試験を終えたばかりのきみたちに伝えたい「2つ」のこと。2016。
第109回歯科医師国家試験が施行されました。
受験生の皆さん、おつかれさまでした。
3月18日の発表までは心置きなく遊んでください。
去年の同じ時期にも、受験生へ向けたエントリーを書きました。
伝えたいことの大筋は変わりません。
↓ 2015Ver.
試験が終わったばかりの君たちにとっては水を差される話かもしれません。
が、あえてちょっと小難しい話を。
いまの歯科業界の懸念は簡単にいうと以下のとおりです。
医療の進歩による高齢化と社会保障費の増加。
診療報酬(保険点数)の実質的減額と増加する医療への期待。
これらによる医療従事者のモチベーションの低下。
これらが密接に絡み合い、医療の現場は厳しい状況が続きます。
一気に解決する劇薬は今の所見つかっていません。
昔のように「開業が当たり前」の時代は終わりを迎えるでしょう。
これはつまり「個人個人がそれぞれ考え、責任を負う。」ということです。
自由の範囲は広がります。
決して悲観することではありません。
希望を胸に4月から診療していきましょう。