パン屋で売っているジャムも、家電量販店の洗濯機も、家の近所の歯医者まで
色々な選択ができるようになりました。
世の中どんどん便利になっています。
ただ・・・
多すぎて悩むことはないですか?
選択できることは豊かなことです。
しかし選択肢が多すぎると、その中に完璧が存在するように感じて
期待値が上がってしまいます。
その状態で時間をかけて(かけざるをえない)選んだとしても
もっといい「もの」があったのではないかと思ってしまいがちです。
たとえそれが今まで自分が使っていた「もの」より、良い「もの」だったとしても。
少ない選択肢から選ぶときは、
「期待以上」の気持ちを感じることができました。
これは元々の期待値がそれほど高くないため
(今までよりも)いいところを見つけやすいからです。
しかし、選択肢の多い現在は
「期待通り」そのものが「最高の満足」となってしまいます。
そして
「選択肢の少なさ」から選んで納得できない場合は「世の中の責任」にできますが
「選択肢の多さ」から選んで納得いかない場合には「自分のせい」になってしまいます。
このように選択肢が少なすぎるのも不便ですが
多すぎる選択肢は、自分を最悪の気分にさせてしまうことがあります。
たとえ人並み以上の選択をしても。
そういう意味では、特に日常生活で
「選択する」という行為が多すぎることは
無駄な労力を使っていること、と言えると思います。
なので初めから「決めておく」「選択しない」という仕組みを
自分の中で構築しておくといいかもしれません。
↓
ジーパンを買い換える話をされていますが、
ボクは通販サイトから全く同じものを注文します。もちろん履歴から。
選ぶストレスを減らすだけで少しだけ豊かになる気がします。