結婚したくない男

せめてプライベートはのんびり暮らしたい。

意識高い系はそろそろワキに置いて、ココロの断捨離が必要なんじゃない?

 
ニュースや本を見ていると、
「思ったこと、やるべきことはサッサと済ます。」
つまり
「即行動」「効率的」こそが
「できるヤツ」であるかのように伝えているものを見かけます。
 
いわゆる「意識高い系」てヤツですね。
 
 
メールの返信が早い。
段取りよく予定をくむ。
徹底的に効率化する。
など。
 
かつてはボクもそれが「できるオトコ」だと信じていて、やること(意識高い系に言わすとタスクとやら)をサクサクとこなしている自分自身が好きでした。
 
同時に、「自分の時間」を産んでいるような感覚もありました。
 
すごい。自分はできる男だ。と。
 
 
 
でも、そういう意識での生活が続くと
精神が段々と疲弊してくるんですよね。
少なくともボクの場合は。
 
 
例えば、仕事とプライベート(意識高い系いわくオンオフ)をきっちり分けるとします。
 
すると、区別する為に緻密な効率化が必要となります。
その作業で精神的に負荷がかかります。
 
その結果プライベートを迎える頃には疲れてしまう。
 
本末転倒です。
 
 
「即行動」という能力は身に付けても決して損はない能力かもしれませんが
それだけだと諸刃の剣になってしまいます。
 
 本当に身に付けるべき能力は
余計なことを一切やらずに「スルーする」能力だと思います。
 
調子が良いときに何でも引き受けたり
素早い身のこなしを続けていると
それをすること自体が仕事になってきます。
 
その結果、その後にやりたかったことがどうでもよくなったり、疎かになったりします。
 
 
むしろ調子の悪いときのほうが、取捨選択がうまくいく気がします。
そりゃそうです。余計なことをやってる場合じゃないですから。
 
そんなこんなしてるうちに
段々と削ぎ落とされて、上場気流にのっていきたりします。
 
 
 
ということは、
調子の良いときにこそ
スルーしてしまうのが最強かもしれません。
 
相手に悪いかな~とか考える余裕のあるうちに
必要のないことは徹底的にスルーする。
 
逆に調子の悪いときに気をつけたいことは
なるべく必要最低限の行動にとどめる。(というより、とどめざるを得ない)
ということです。
 
ヤケになって必要なもの(ヒト)まで削除してしまうからです。
 
 
つまり
調子のよいときこそ
必要最小限のことに力を注ぐ。
 
調子の悪いときは
必要最低限のことだけはやっておく。
 
そんなイメージでしょうか。
 
 
 
断捨離が流行っています。
 
モノやブツの断捨離よりも
ココロや人間関係の断捨離こそ
必要なのではないかと思います。