食べ終わるまでの時間が今までの食事時間と比較して、または周りの人たちとの差を比べたときに、明らかにペースが遅いまたは落ちていることがあります。
考えられる原因を挙げてみます。
1.口の中にいつまでも貯めている
2.食事に集中できない
3.食事中の疲労
それぞれをもう少し具体的に考えてみます。
1.口の中にいつまでも貯めている
なかなか飲み込まずにモゴモゴしている状態です。これらには以下の状態が考えられます。
①義歯がない、または合っていない。
②認知症状の進行による食物認知の低下
③嚥下機能低下による不適な食形態
2.食事に集中できない
①気が散っている
②今までと違う環境でのストレス
③認知症状の進行
3.食事中の疲労
①筋力の低下
②嚥下と呼吸のタイミング
③低酸素血症
「食事時間の延長」もこのように様々な要因に分解することができます。
ここから対策を考えていくことが建設的だと思います。