読んでみた。「新しい道徳」
北野武氏の著書「新しい道徳」を読みました。
道徳という、正義にも利己的な主張にもなる曖昧なものを独特の切り口で論じています。
誰もが自分の中に、自分の道徳をもっています。それとは別に、小学校で習うような社会の道徳というものがあります。
教える側全員に道徳を教える資質があるかといえば、かなり疑問です。
それどころか、人の可能性を潰している可能性も否定できません。
北野氏は言っています。
「いいことをすると気持ちがよい」のは、他人からよく見られたいから、という場合もあります。
道徳として「いいことをすると気持ちがよいでしょう。」と一概に教えるのは、
「気持ちよくなければやる必要がない」と言っていることでもあります。
と。
もう一度、ホンモノの教科書を見てみたいものです。
今はどう感じるのでしょうか。
新しい道徳 「いいことをすると気持ちがいい」のはなぜか (幻冬舎単行本)
- 作者: 北野武
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/10/09
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