「やりたくないことをやらない勇気」を持とう。

恋愛でも仕事でも、メンタルのコントロールは重要である。まぁよく言われる、というかまぎれもない正論です。

ここで突然ですが、確定申告も済ませたので、少しだけ自分のことを書いてみます。

ボクは、飲みに行くことが大好きです。ただそれは人と美味しいご飯を食べることが好きなだけで、基本的には出不精です。普段はカフェで本を読んだり、ネットサーフィンをしたりインドアで過ごす時間が圧倒的に多いです。

登山とか海とか、はっきり言って嫌いです。そんな生活の中で自分なりにアンテナを立てていると、興味の湧くことがうっすら出てくることがあります。

その興味の湧いたことに関して、まずボクは情報を集めます。ふるいにかけている感じですね。すると、それをやること自体に一瞬躊躇するときがあります。例えば思った以上にコストがかかりそうとか、紹介に載っている写真がヤケにリア充だとか、逆にこのサイト最後いつ更新したんだろう的なことが頭をよぎったりとか。

けれども、やらずに後悔して苦い思いを味わうなら、取り敢えずいっちゃえって思います。それは単純に、あの時やればよかったと思うのがイヤだからです。そんなクソみたいな気持ちを味わうくらいなら、自分のちょっとした勇気をだしたほうが100倍マシです。なによりその「勇気」の出し入れは素晴らしいことに、自分でコントロールでききるのです。

その「勇気」がうまく取り出せなくて、後悔したり、自分を責めたり、はたまた忘れようとしたり。この気持ち、経験したことがある人は一定数いるでしょう。

だからボクは我慢するのをやめました。世間でいう「いい子」からドロップアウトしました。

といいながらも、ボクは見切り発車したり、新しいアイディアをどんどん出していくタイプというよりは、さっきも少し言いましたが、まずは情報を集めて分析したり、確率や統計をとるタイプです。その方が好きなんですね。

だから起業家的なタイプの人に言わせると、初動が遅いし、リスクさえも取っていないのだと思います。比較すれば、石橋を叩いて渡るタイプだろうからね。

でも、ボクは向いていないことはやりません。戦っても勝てないし、なにより楽しくないからです。精神衛生上悪いことをやっていても、生産性はあがりません。

ストリートファイターでいつも春麗を使っているプレイヤーが、ケンで竜巻旋風脚をコマンドしても勝てないでしょ。ケンを使って楽しいかどうかは、何回か使えばわかるでことです。

ボクは「向いてる」けど、「嫌いなこと」はやりません。「好き」だけど「向いてない」ことは、やってから考えます。それで続くのなら、それは「向いている」のでしょう。

きっと重要なのは、すぐやめることは恥ずかしくもなんともないと気付くこと。やり始めることよりも、やめることの方が時に勇気を必要とします。

そして、この世に自分がコントロールできることなんて、ほんの少ししかないと気づくこと。です。大部分を自然に委ねる勇気も必要です。

ハゲたらどうしようとか、可愛いあの子にフラれたらどうしようとか、そんなことは自分で完璧にコントロールすることは不可能です。少々の確率を変えることができても。

ボクは図太いわけじゃありません。むしろ、元々は誰よりも小心者かもしれません。コンプレックスの塊と思われても構いません。ただ、確率を上げるための研究をしている時や、それを実践している間は自分の中から「勇気」を自由に取り出すことができるのです。

読者にも持って欲しいと思います。

「やりたいことをやる勇気」と「やりたくないことをやらない勇気」を。