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くず歯医者の恋愛経済入門13   モテるためのディスカウントレートの使い方

 

この世の中色々な出会いがありますが、例えば女の子はあなたのディスカウントレートを自然に計測しています。もちろんごちゃごちゃ計算しているわけではなく、本能的に電卓を叩いています。

(ディスカウントレートが理解できない人はこのエントリーを読みましょう→くず歯医者の恋愛経済入門4 友達にお金を貸してみよう 

 

ということは逆に考えると、そんなのいくらでも調整できるということです。出会った瞬間は見た目しかわかりません。顔がタイプか否かは判断できても、お金とか性格なんてわかりません。ましてや、成長率とか信頼度なんて。

だから安心してください。自分の人的資本を高く見せるのは可能、むしろ簡単なのです。

もう一度「定率成長付き永続価値の定義式」を思い出してください。

PV = C / ( r - g )

(現在価値=PV、毎年受け取るお金(キャッシュフロー)=C、ディスカウントレート=r、成長率=g)

 

どこに着目するかというと、「r」と「g」です。

 

人間はわからないことがある場合、まず頭の中で推し測ろうとします。つまり、この人信用できる、仕事をすごく頑張ってそう、話が面白い、回転が速いなどと思われるように、「r」を下げて(=信用度を上げる)、「g」を上げるように振る舞えばいいのです。

医療の現場ではラポールという言葉があります。元は心理学で使われている言葉です。信頼関係の構築です。ラポールを形成するのです。

 

しかし残念なことに、必ずラポール形成できるようなマジックワードなんてものはこの世にありません。で、結局どうするか。すべては「自信」なんですよね。この一言に尽きます。自信満々な態度なんです。

 

こういうと、偉そうに踏ん反り返ることと勘違いする人がいるのですが、全然違います。ましてや貯金通帳を見せびらかすことでもないですし、フリーターなのに医者ですとか、嘘をつくってことじゃないですよ。そしてよくありがちな、誠実でいい人、ということでもありません。

虚勢でもなく、威圧でもなく、内々から醸し出る雰囲気です。

これって、仕事を頑張る(=「r」を下げる)、場数を踏む(=「g」を上げる)の繰り返しによるところがかなり大きいのです。ということは、逆にこれさえ押さえれば誰でも容易に身に付けることができるということなのです。

 

世の中の女の子は思っています。付き合うなら、お金持ちで、性格良くて、イケメンがいいと。でもそんな男に出会う可能性は随分低く、すでにもう売れている場合がほとんどだと言うことも薄々知っています。だからこそあなたが、そういう可能性を秘めた男になって目の前に参上してあげましょう。

 

相手の人的資本を計るときは正確に、そして女の子から計られるときは不正確に。

 

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